環境への取り組み

BG無洗米とは・・・

「BG精米製法」により、精白米から肌ヌカを取り除いたお米のこと。炊飯時にとぐ必要がないため、表面のうま味やビタミンを保つことができます。また、節水効果や、家庭ではもちろん工場でもとぎ汁を一切出さないため、とぎ汁の汚濁物質抑制、とぎ汁の下水処理にかかるCO2排出の削減など、環境保全にも役立っています。

節水効果

年間の節水量は・・・
2Lのペットボトルで
年間3600万本分の水を節水しています。

※3カップ(約450g)のお米をとぎ洗いするには、約4.5Lの水が必要。

BG無洗米を作る工程で生まれた「米の精」で、循環型農業にも貢献

一般的に精白米には、精米して外側のヌカを取り除いても、まだ粘り気の強い「肌ヌカ」が残っています。この「肌ヌカ」を落とすためには、とぎ洗いが必要です。このひと手間を省くため、また、とぎ汁による水質汚染を抑制するために生まれたのが、「肌ヌカ」までを取り除いたBG無洗米です。有機質肥料「米の精」は、この肌ヌカが原料です。

米の精

「米の精」は土づくりに必要な成分バランスがよく、微生物の餌となりやすいため、土壌が活性化して豊かになります。また、化学肥料に比べてゆっくりと分解するため、肥料としての効果も長持ちします。「肌ヌカ」という、通常捨てられる貴重な国産の未利用資材を有効活用した「米の精」。作物をおいしく育て、土壌も豊かにする「米の精」で、循環型農業に貢献しています。

汚濁物質の抑制

BG無洗米は、とぎ汁の汚濁物質ゼロ。たとえ1回とぎ洗いしたとしても、水をほとんど汚しません。(財団法人 日本土壌協会 調べ)

とぎ汁中の汚濁物質<mg/161g:1人1日の平均消費量>

※BOD=生物科学的酸素要求量:微生物が水中の有機物を分解する際に必要な量。数字が大きいほど汚れていることを示します。
※COD=化学的酸素要求量:水中の有機物が化学的に酸化される際に必要な酸素量。数字が大きいほど汚れていることを示します。

BODやCODは下水処理場でほとんど除去できますが、リンとチッ素は完全に取り除くことができず、川や海に流されています。 このリンとチッ素が赤潮やアオコ、ヘドロなど、水質汚染の原因になっています。

CO2排出削減

下水処理場では、とぎ汁に含まれる汚濁物質など除去する際、たくさんのエネルギーを必要とします。BG無洗米は家庭でも工場でもとぎ汁をいっさい出さないので、その分のエネルギーが不要。またエネルギー使用の際に排出されるCO2も出さないので、環境保全にも役立っています。