株主・投資家の皆様へ

ごあいさつ

株主の皆様におかれましては、平素より格別のご高配を賜り
厚くお礼申し上げます。
さて、このたび当社グループの第44期
(2021年4月1日から2022年3月31日まで)が終了しましたので、
ここに事業の概況をご報告致します。

代表取締役会長兼社長 青木 達也 代表取締役会長兼社長青木 達也

第44期の概況

 当連結会計年度におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症の影響が長期化する厳しい状況が残る中、ワク チン接種の進展等により経済活動の改善に向けた動きがみられました。しかしながら、新たな変異株による感染再拡大によって外出自粛等の行動制限が断続的に続き、さらに家計所得の伸び悩みや生活必需品の物価上昇等も加わり、個人消費を取り巻く環境は厳しい状況が続いております。
 このような環境の中、当社グループは、“常に相手の立場に立って考動すること(考え、自ら行動するこ と)”“革新に努め前向きに考動すること”全ての人の健康と幸せを願い、“より豊かな「明日」を創造すること”を体現し、中長期的な企業価値向上と持続的な成長の実現に取り組んでおります。
 これらの結果、当連結会計年度における当社の連結業績は、売上高317億32百万円(前年同期比15.0%増)、営業利益11億3百万円(前年同期比121.2%増)、経常利益13億79百万円(前年同期比49.4%増)、親会社株主に帰属する当期純利益9億78百万円(前年同期比1,095.2%増)となりました。


第45期の見通し

 次期の見通しにつきまして、国内において新型コロナウイルス感染症拡大予防対策に万全を期し、経済社会活動を継続していく中で、コロナ克服・新時代開拓のための経済対策の効果で景気が回復していくことが期待されます。しかしながら、個人消費におきましては、人流が抑制されたことからサービス消費を中心に依然として先行き不透明な状態が想定されます。また、ウクライナ情勢を含む地政学リスクや感染症の動向等不透明感が強い中で、原油価格等の高騰が続いており、家計の負担、供給面での制約、原材料価格の高騰による消費の下振れリスクが懸念されます。
 まず持ち帰り弁当事業では、少子高齢化による人口減少にて市場が縮小し、単身世帯の増加やライフスタイルの多様化が進む中、消費者が中食業界に求める需要も常に変化しています。「ほっかほっか亭」では、つくりたての美味しさを提供することをビジネスの根幹に据え、人々の健康意識の高まりに応えた商品開発、モバイルオーダーやデリバリーなどのニーズに応えたサービスの提供と進化に努めてまいります。また、地球環境に配慮したさまざまな取り組みも引き続き推進しており、お弁当容器に使用するプラスチックの材厚削減にも取り組みます。従来から実施している無洗米使用による節水とCO2削減、プラスチックスプーンの廃止や箸袋の紙製化などと併せて、環境への取り組みを引き続き強化してまいります。
 次に、店舗委託事業では、大手事業者にほぼ独占されてきた駅前好立地の店舗物件を中小事業者の方々に物件提供してきた歴史があり、創業来3,600店を超える出店サポート実績を背景に、出店意欲ある店舗運営事業者との関係を幅広く構築しており、その個社別の提案力により他社比優位性を持続していきます。飲食店は少人数での利用が回復基調で、駅前好立地の小規模店舗物件の仕入れは競争環境にあります。内装設備付き店舗リースやレジ売上管理も行う事業参画型リースという特徴的なビジネスモデルで、設備面・運営面のトラブルが少ない賃借人を希望する物件オーナーからの信頼に応え、競争下における好立地の物件仕入れを進めていきます。2022年度は、物件仕入れを強化して「取引店舗数」を増やし、店舗設備の更新強化や人材紹介等のクロスセルを推進して「取引先1店舗当たり収益」を増やす方針です。製菓業界向けPOSレジ開発提供に関しても、ネット受注に連動する利便性が顧客に支持されており今後とも利用増加に伴う収益拡大が見込まれます。
 店舗管理事業においては、引き続き、開発する販売用不動産の売却益を追求しつつ、店舗リーシングの強みに裏付けられた高稼働率を期待する所有者・投資家の信頼に応えて不動産管理報酬・アセットマネジメント報酬等のストック収益を積上げてまいります。
 物流食品加工事業においては、コロナ禍での食生活の変化によるスーパー惣菜の人気の高まりと、依然続く唐揚げブームを追い風に受注増を見込んでおり、今後もカミッサリー第1・第2工場でのバランスのとれた安定稼動を実現してまいります。また、加熱ラインを活用して、鶏肉以外の豚肉加工品の開発も進んでおり、新たな当社オリジナル製品の製造・販売にも注力してまいります。
 仕出料理事業においては、第1四半期以降はケータリング、セレモニーともに受注の回復を見込んでおり、ケータリング事業の新販路開拓(高級ケータリング)及び関東におけるシェア拡大、ホテルでのケータリングパーティーイベント強化に努めてまいります。また、催事惣菜サービスに関しても、渋谷東急フードショー常設店舗「幾重」が好調であることから、追加出店を計画しております。
 パーティー用品レンタル事業においては、パーティー需要は緩やかに回復し、9月以降パーティー数はコロナ前と同等まで戻ると想定しております。しかしながら、感染症対策の観点から立食ブッフェは厳しい状態が続き、ケータリングの着座ブッフェが主流と想定され、レンタル食器数量はコロナ前の80%と予想されます。このような厳しい環境に対応するため、ハイブランド、富裕層の高価格帯パーティーの受注を拡大、関西での市場拡大のため積極的営業展開、及び協力会社との提携強化、BtoC販売推進のためにEC販売を開始し、レンタル事業以外の柱の育成に努めてまいります。